とろが教えてくれたこと
今日はとても澄んだ青空が広がり木々の葉っぱがゆっくり揺れるほどの心地よい風が吹いてました。
とろちゃんとお別れの時がきました
今日は…娘の投稿です
今日5月13日17時30分
とろが虹の橋を渡りました
私ととろが初めて会ったのは
去年の夏でした
学校での子猫の授乳体験で
担当になったのが小さい真っ黒なとろでした。
その時は何もかもが初めてで
2時間ごとに起きて、ご飯を作って
食べさせてあげて、トイレの排泄もさせてあげなきゃいけない。
とても大変な事でした
早くやめたいなあ、そんなことを思った時もありました。
その後、授乳が終わって
とろが白血病ということが分かりました。
「白血病のネコは寿命が短い」
とてもショックでした。
だから出来るだけ毎日とろに会いに行こうって思ったし
たくさん可愛がろうと決めました。
いつも元気すぎるくらいなとろに
異変が起きたのは5日前くらいでした
開口呼吸をしていて、とろには
胸水が溜まって、心臓の前に大きな
ガンができていました。
1ヶ月も生きれるかわからない
安楽死も覚悟しておいてほしい
と言われました。
いつかは別れがくるとは知っていましたが
まだ生まれて1才にもなっていないとろとは
急であり早すぎるお別れでした。
毎日学校に行けば
当たり前のようにいたとろ
「とろ」って呼べば
ニャーって返事をしてくれて
ケージを開けたらジャンプして飛び乗ってくるの
とろの得意技だったよね
みんなにすごいね、さすがママだね〜って
すっごく嬉しかったなあ
やんちゃだったとろが何か悪いことをすればみんなが報告してきて
ママちゃんと叱ってよ!って言われて
とろ!って叱りにいったり。
それもまた楽しくてしょうがなかった。
安楽死、延命治療
私はきっとどっちを選んでも
後悔する
それがとても怖くて仕方ありませんでした
なにがとろのためなのか
どうしたらいいのか
どんなにとろと話せたらなっておもったか
目の前の現実を全然受けいれられなかったし
受け入れたくなかった
なんでとろなの?
なんでこんなに元気なのに
死ななきゃいけないの?
まだ頑張れるよね?大丈夫だよね?
まだ元気なとろを見る度
そう思いました
そんな若いとろの体は
細胞の動きが活発なため
病気の進行もあっという間でした
4センチだったガン腫瘍が
1週間もたたないうちに6センチに
なっていました。
肺や心臓が腫瘍で圧迫されて
膨らむスペースすらない状態でした
もう息をするので精一杯
あんなに大好きな
ご飯も食べなくなっていきました
こんな小さな体で病気と
一生懸命戦って生きてくれました
それなのに毎日泣いて心配かけて
弱い自分が嫌なりました
とろのほうがよっぽど強かったね
こんなに弱くてごめんね
みんながとろに会いに来てくれて
すごく嬉しかった
きっとそれはとろも同じだと思う
ちゃんと愛されてたんだよ
とろは幸せ者だね
とろに出会えて、ママになれて本当に幸せでした。
ちゃんととろのママになれたかな
毎日とろーって嫌じゃなかったかな
もうカメラフォルダが
とろでいっぱいだよどうしてくれるの
とろは私に覚悟と経験をくれました
安楽死という覚悟、経験
とろは教えてくれたんだよね
どれも必要なんだよ、僕で勉強しなさいって。
とろの最後を見届ける覚悟
安楽死という経験
滅多に体験できない事を
とろに体験させてもらいました。
感謝してもしきれません
ICUから久しぶりに出たとろは
苦しそうでも少し嬉しそうでした
とろは最後まで頑張ってくれました
最初の注射をうたれてフラフラなのに
立ち上がってるかの方に来て
いつもみたいに抱っこしてって
もう耐えられなかったなあ
2本目の注射を打ったその瞬間
全身の力がなくなっていくのが
わかりました
過呼吸になりそうなくらい
自分が壊れちゃうんじゃないかなって思った
そしてとろは私の腕の中で
静かに眠りました
とろの最期も見届けられて
エンジェルケアだって
自分たちでやった事
最初から最後まで
とろのお世話が出来ました。
絶対忘れないよ
とろがいてくれたらなんだって頑張れる気がするよ
だからお願い。ずっと見守っててね。
これからもまだママでいさせてね
もうゆっくり休んでね
もう苦しまなくていいからね
大好きだよ
じゃあね、とろ
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